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■買った株や投資信託が値下がりしたら?■55ページ

「分野:資産運用について

購入した金融商品が値下がりする。実はよくあることです。大切なことは、下がった時に感情的に判断しないようにすることです。

 行動経済学の考え方で「プロスペクト理論」というものジェットコースターjpgがあります。投資家というのは利益が出ると早く確定したがり、損失が出ると確定するのを避ける傾向があります。このような感情的な投資をしていると、「利食いが早く、損切りが遅れる」ことになるのです。

 株式投資をしている人で、売却した株は全部儲かっているのに、保有している株は全部含み損という人がいます。値上がりしたものだけを売却し、残りを塩漬けにしてしまっている状態です。

 このような感情的な取引を防止するためには、株式を投資する前に売買のルールを決めていくことです。

 例えば、購入価格から3割上がったら利益を確定する。逆に1割下がったら一旦損切をするというように、どちらの方向に動いても対策を決めておきます。利食いを損切りより大きな幅で取っておくことがポイントです。

 株式投資のトレーディングでは、自分が想定していなかったような事態によって価格が急変することがよくあります。ルールを作ってリスクをコントロールすることができれば、大きな失敗をすることは防止できるのです。

 ただし、このように購入する時に目標値を決めておくのは、株式の短期売買のような投資に有効な方法です。投資信託を使った積立のような長期で資産形成を目指す場合は、目標値を設定するよりも、資産全体の管理を定期的にしっかり行うことが重要です。個別の商品の値上がり値下がりに一喜一憂するのではなく、資産全体を把握して、適切な資産配分を意識することを主眼に時間をかけて資産を形成していきます。

 投資の手法によって、値下がりした時の対策が異なることも知っておきましょう。

 

回答者:内藤忍

 

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